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犬山道節忠与
クールガイ装った突っ走り気味男。強烈に短気な最年長者。 少しはしっかりしてくれと思ったが、よく考えたら彼は坊ちゃん育ちだった。無理か。 わざわざ大道芸をやってお金を集めるとか、村雨丸で暗殺計画とか、実はこいつ目立ちたがりな上に後先考えてないのではと思われる節も多々アリ。それでもやっていけるのは、犬山一党という心強い味方ゆえか。目に入れても痛くない若様のために、姥雪らは奮戦する。 しかし一方で毛野に次ぐほどの暗い過去と復讐者としての役割を担っているのもまた事実。義母に殺されかけ埋められたという陰惨な体験を経ながらも、跡取りとして育てられてきたので、父の愛情と義母の憎悪という両極端のものを幼少時に与えられたことになる。それゆえに父親に強く親愛の情を感じており、復讐を思い定めるのも或いは父親個人のためだったのかもしれない。 一人称は、「俺」。 |